グローバリズムと消費税は国を亡ぼす

 過去20年近く欧州の女王として君臨したメルケルは、コミンテルンにシンパシーを感じて自己満足の人道主義を押し付けてきました。欧州には不法移民が押しかけ、過激なイスラム主義が蔓延し、グローバリズムを推進したEUはイスラムナショナリズムに国家を乗っ取られるというブラックジョーク的な状況です。

 そんな欧州で、ナショナリズムの運動と、それをかざす政治家が台頭しています。何十年も前にさかのぼる民族同士の敵対関係や不満が噴出しており、国際的に認められた国境や制度に疑問が投げ掛けられています。

 先ごろおこなわれた欧州議会選挙で、欧州統合に反対するナショナリスト諸政党が躍進しました。表面上は現状の体制が維持されたので、日本国内の報道は少ないいのですが、極右と極左政党が躍進したようです。中道右派・中道左派はこれまで占めていた過半数を維持できず、極右政党が躍進しました。また、緑の党やリベラル政党も伸びています。EU懐疑派が議席の3割を占めましたが、親EU派のほうがまだ数が多いのです。

 この結果は、欧州統合という幻想からヨーロッパ人を目覚めさせたのです。一部の評論家は、「欧州の多くの地域で、こうしたポピュリスト(大衆迎合)的、ナショナリスト的政党の台頭がみられ、その一部は極めて過激だ」と言っています。

 欧州の人たちは本当に怒っているのです。その原因は、「高い失業率、移民に対する嫌悪感、国家主権を侵害すEUの規制に対する怒り、そして強烈な反グローバリゼーション感情です。そしてその政策を推し進めたメルケルに怒っているのです。

 一方、アジアでは、日本の安倍晋三首相が20年間にわたる経済的、政治的な停滞から日本を脱却させようと努力しています。一部は成功したと思いますが、令和元年10月に予定されている消費税増税で、経済的な成長が止まると危惧されます。現在は軍事力も重要ですが、実は経済力のほうが重要です。

 不正な手段で経済的成長を成し遂げ、ますます自己主張するチャイナは、世界への覇権を公言しています。チャイナは近隣諸国に対するコンプレックスから、積年の恨みを晴らそうとしているのです。台湾、沖縄は本当に危険な状態です。

 アジアでは、今のところ欧州のようなナショナリズムの争いがありません。しかし、その火種は燻っています。何かのきっかけで燃えるかもしれない状況なのです。グローバリズムが進んで、ローカリズムが衰えると、偏狭なナショナリズムが台頭します。まずは日本人の生活を守らなければなりません。

令和元年6月4日




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自由なフランスを取りもどす 愛国主義か、 グローバリズムか

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