九戸戦の逸話 傘の的

 九戸城を攻めきれない浅野長政の前に関宇兵衛が呼び出された。長政は関宇兵衛に「敵の様子を伺っているが、なかなかの武芸者がいるようだ。試しに的を射させてみよ」と命じた。

 そこで関宇兵衛は一本の傘を示し、敵陣に向かって「昔、屋島の合戦では扇を的にした。天正の今日は的を傘にしよう。さあ我れと思う者は射られ与」と声高らかに叫んだ。

 九戸城の櫓でこれを聞いた工藤右馬之助は、「それは面白い。屋島の合戦では扇を仕掛け浜風に吹かせたと聞く。望みとあれば打つ場所を示されよ」と返した。

 関宇兵衛は「傘の島を撃ってみよ」と声高らかに叫んだ。

 工藤右馬之助は「わかった」と叫び、すぐに愛用の火縄銃を取り直し、狙いを定めて撃つと、傘の島を打ち砕き二つに割れて地上に落ちた。

 これを見て敵も味方も「あっぱれ工藤右馬之助」と拍手が鳴りやまなかった。

 政実も大いに喜び、右馬之助を呼びお召し替えの物の具と国吉の太刀を賜った。右馬之助は面目をほどこし、意気揚々と御前を退いた。右馬之助の使った火縄銃は、伊達政宗が片倉小十郎に持たせて九戸城に運んだものとも言われている。

 





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