大舘地方の桂清水観音信仰 令和2年8月15日

 秋田県大館周辺には相馬大作に親近感を感じ、その行動を援助した人の記録が残っている。大舘周辺の人によると、言葉にしても津軽弁よりも南部弁の方が耳の残るようだ。

 赤石村や雪沢村の肝入は、その先祖を南部浪人としている例が多いという。長坂村、山田村も同様の言い伝えが残っている。彼らが言う南部浪人とは浄法寺氏家臣団が多いようである。九戸浪人を名乗る例も多いという。

 住民の信仰面では、特に天台寺(桂清水観音)との結びつきが強い。桂清水観音に由来し、桂清水の名を持つ神社が花岡、前田、比内笹舘に残っている。いずれも中世の舘跡が残り、舘主は不明であるが、南部地方天台寺との強いかかわりを持っていたことは間違いない。

 八葉山天台寺とのかかわりは、南部藩境の十二所の事を記した「十二所往昔記」にも書かれている。

 「南部浄法寺ノ仏像ニ、十二所ノ求ニ応テ造之ノ刻アリト」

 この南部浄法寺の仏像とは天台寺の仏像である。十二所から天台寺に仏像を納める信仰があったということであろう。

 また別所地域に祀られた観音様が浄法寺に飛び移ったという伝承も残っている。出川でも同じような伝承があり、出川で冷たくされた仏様が浄法寺に飛んで行ったという。その仏像の足裏には「出川」の文字が刻まれているということである。

 大舘地方と二戸地方は鹿角地方を挟んで、実際の道はなかなか険しいかもしれない。しかし相馬大作や浄法寺氏の件も含めて、地域の人々に信仰の道は実際の距離より短いのかもしれない。




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