Vol.3

 漆はウルシノキから採取した樹液を加工した、ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料です。ウルシノキから樹液をとることを「漆掻き」「漆を掻く」と表現します。現在、国産漆の60%以上は岩手県二戸市浄法寺町を中心とした地域で産出されています。他の国内産や外国産の漆に比べて、「浄法寺」の漆はウルシオールの含有率が高く品質も優れているそうです。しかし、国産の漆の生産量はごく僅かで大半を中華人民共和国などから輸入しているのが実情です。 
 
 英語で、磁器をchinaと呼ぶのに対して漆器をjapanと呼ぶことがあります。一般的には「ウルシラッカー」で通じるようですが、漆は欧米では日本の特産品と考えられています。

(実際は漆器をjapanとは表現しないようです)

 

漆の実。かつては漆蝋の原料として使われた。

漆掻きの作業風景。地道な作業である。

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日本の土: 地質学が明かす黒土と縄文文化 寒い地域向きの甘柿 前川早生次郎(苗木)

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