陣場台熱球録 web版 その97

小田野柏、常磐炭鉱の監督を務める

 戦後の常磐炭鉱では小田野柏を監督に迎えた。小田野は常磐炭鉱野球部強化のために、福中の選手を入部させ、常磐炭鉱野球部を社会人野球界の強豪に仕立てた。

 昭和22年に甲子園に出場した川村、南舘などが小田野を慕って常磐炭鉱に就職したのであった。

 小田野はその後 社会人野球の豊岡物産に進んだ。その豊佳物産時代に、天皇陛下の前で本塁打を放った。天覧試合でホームランを打った瞬間に「陛下、見てくださいましたか。ご先祖様やりました」と心の中で叫んだという。

 昭和25年に毎日球団に復活し、西鉄・近鉄・高橋などで活躍する。プロ実働7年間での通算成績は、打者としては517試合に出場・1501打数368安打・11本塁打・136打点・54盗塁・通算打率241の成績を残した。また、投手として23試合に登板し5勝7敗、137回2/3イニング投げて被安打90,奪三振37,与四死球65,自責点24,通算防御率1,56の成績だった。後楽園球場で行われた初めてのナイター試合で本塁打を放った。戦争でのプロ野球中断がなければもっと活躍していたことであろう。




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