陣場台熱球録 web版 その63

昭和52年夏の準決勝

 昭和52年夏の準決勝は盛岡一高との対戦となった。どちらも戦前かからの名門で、この時点での甲子園出場回数は共に8回であり、岩手県民にとって注目の一戦であった。福岡は昭和36年以来16年ぶり、盛岡一高は昭和43年以来の甲子園をめざし、両校関係者は異様な熱気で試合の行方を見守った。

 この試合は、まだ中学生だったので実際には見ていない。しかし、中学の社会科の先生が福岡卒業生であり、授業中にラジオ放送を聞かせてくれた。序盤までは接戦だったが、7−2で福岡の勝利となった。試合が終わった後、普段は何かと怖かった先生が本当にうれしそうだったのが印象深かった。

 この先生は特に野球部ではなかった。それでもなぜか野球の結果に一喜一憂していた。その理由は、次の年に福岡高校に入学して判明した。全校上げて野球に対する熱気が異常なのである。地域の人たちのあいさつも「今日は勝ったか」だった。主語はもちrん「福高野球部」である。
 この試合は、公式戦では16回目の対戦だったようだ。そしてこの試合の結果、対戦成績が8勝8敗となった。

 昭和53年夏には盛岡一高が9回目の甲子園出場を成し遂げた。昭和54年には福岡は決勝戦で敗れたが、昭和55年には19年ぶり9回目の出場を果たしている。

 この後の両校の対戦は1勝1敗である。対戦成績は9勝9敗と記憶している。次の対戦はぜひ決勝戦で雌雄を決してほしいと思う。母校に奮闘に期待する。


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