大日堂の壁書

鹿角市小豆沢の有名な大日堂には、今は焼失しましたが、記録によれば「相馬大作の壁書」があったといわれます。

「当国盛岡浪人、下斗米秀之進子誠、小田島良助業田、右他内弟子数人、一行火急此度津軽行、盛岡為揚軍者連為罷通也、文政三年十月七日」と記されていて、この壁書の日付が事実だとすると、津軽公襲撃の半年前ということになります。

襲撃の下見だとしても、襲撃決行の半年前に参拝人の多い大日堂に証拠を残したのは大胆だとしか言いようがありません。

長谷川伸の名著「相馬大作と津軽頼母」では、この壁書を事実として採用し、下見をしていたのは事実だとして、その行動も別に隠れた風でもなく堂々としていたとしています。 

襲撃場所は、大舘と矢立峠の中間地点「白沢駅」付近が有力ですが、地元の伝承では、かつて県境に近い林の中で、相馬大作一行が襲撃した際の弾丸が発見されたということです。

鹿角~大舘方面の「相馬大作」伝承も集めたいと思ってしまいます。






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