彼がカワサキのオートバイにギターを括り付けてライヴを回っていたのは20年以上前のことだった。
その後も精力的に音楽活動を続け、有名な寺院でのコンサートやNHKのドラマに出演したりと活躍していた。
そんな彼に、バイク乗りと歌い人のための場所を建設することの夢を話したことがあった。
話したとはいっても手紙を送っただけだが。

ある日、彼から1枚のハガキが届いた。
「完成したときはぜひ呼んでください。そしてぜひ歌わせてください」と書いてあった。

その彼も「愛輪塾」の完成前に帰らぬ人となった。



想い出しておくれ (愛輪塾によせて)

古いギター バイクにくくり 今夜も唄いに家を出る
小さな町のライハハウスで 君への想いを唄うのさ

ブルースハープをバックに詰め込み 今夜のステージどんなとこだろう
初めて会う仲間たちに 唄うオレの想いのたけ

    優しい言葉を並べてみても 伝わっていくのはオレのこころ
    世渡りベタなオレの唄 伝わる人がいるのなら

どんなに明るく唄っていても 届くのは寂しいオレのこころ
激しく怒りを叫んでみても 伝わるのは隠された嘆き

    楽しい言葉を並べてみても 伝わっていくのはオレの胸の中
    悲しい君を癒せはしない でも涙の跡は忘れないよ

聞こえてくるのは森の囁き 山の吐息 土と草のにおい
今夜のステージは やけにブルースな人の心があふれてる

    寂しい君の心を慰められない 震える肩に語りかける
    唄うことしかできないけれど 伝わる人がいるのなら

    旅人たちよ足を止めて 想い出しておくれ過ぎ去った時を
    旅人たちよ足を止めて 想い出しておくれ別れた人を

(作詞作曲・きよかん)

愛輪塾イメージソング映像

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