ドニエプル レストア日記 #5

平成25年9月22日(日)

ブログとホームページを見て、MT16の修理依頼に福島からMさんがやって来ました。
平成18年2月で車検が切れた車両で、走行は600km未満。
外観からは程度が良さそうに感じます。






平成25年9月22日(月)

修理依頼があると聞いて、元メカ氏が遠路はるばるやってきました。
早速、サイドカーを切り離し修理に入ります。


ちょっと悩みながら、作業手順を考えているようです。

問題点・その1が見つかりました。
フレキシブルディスク(ラバーダンパーを保護している金属カバーがありません。


管理人のMT16にはあります。




問題点・その2
ピストンのヘッドが解けています。左右両方です。
プラグも左右で違っていました。




問題点・その3
パッキンをアルミで作っているようですが、パッキンの役割を果たしていません。
対策されたガスケットに交換しなければなりません。



問題点・その4
ピストンとリングが変えられています。
いろんな意味で不都合が出てくるはずです。
写真の上が純正品です



・シリンダー&ピストンセット  およそ350ユーロ
・ガスケットセット   およそ20ユーロ
・フレキシブルディスク およそ5ユーロ

・送料が200ユーロ程度!

上記のような部品が必要となります。


平成25年9月26日(木)

さらに問題点が見つかりました。
走行距離はメーターを信じれば600km未満なのに、どんな弄り方をされたのか・・・・?

問題点・その4
社外のピストンとピストンピンを使っていたために、純正品のピストンセットを使うにはコンロッドが合いません。
スリーブを入れて加工してありました。
純正品を削ってスリーブを入れているので、強度的に不安があります。



おかしな減り方も確認できます。




フレキシブルディスク(ラバーダンパーを保護している金属カバーを、部品取り車両から外して取り付けました。
コンロッドもエンジンを分解し、部品取り車両から外して取り付けです。
作業に3日ほど要しています。



バッテリーの取り回しも、純正タイプに戻しました。

キックをしてみましたが、火が飛びません。
社外のイグニッションコイルを外して純正品に戻し、ポイントも片減りしているようなので純正に戻す方向で作業計画を立てました。


平成25年10月1日(火)

純正のイグニッションコイルに変え、ポイントも新品に。
エンジンのクリアランスを調整に2日間ぐらいを要して、何とかアイドリングが安定するようになりましたよ。
燃料コックも、中古品ですが純正品の使いました。



今回のレストアに交換した部品の写真です。↓
すべて新品にすると、送料を含んで10万円近くなります。




平成25年10月2日(水)

朝から最終調整に入りました。
まずは敷地内を走行。
セッティングは問題ないようです。


エンジンも、キック3発で始動。
音も静かです。(ドニエプルとしては)
ピストンセットを新しいのに交換しましたので、これから3000kmぐらいの慣らし運転が必要です。
慣らし運転期間中は時速50kmでの走行をおすすめです。

動画です。

10月6日(日)に引き取りに来る予定です。


平成25年10月6日(日)

無事に引き渡しを終了しました。
ほぼ新品のピストンセットを入れていますので、5000kmぐらいまで慣らし運転をして欲しいですね。
そうすれば70〜80km巡航もできると思います。
 
トヨタ製のピストンが入っていたのにはビックリ!!

後日談として、シリンダーヘッドにクラックがあったようです。


ウラル正規代理店・オートセンター山口  
GREATTOOL トルクレンチ GTSA‐3025TR
自分でやりたい人の最新バイク・メンテナンス

戻 る

inserted by FC2 system